令和7年度の夏季企画展を開催いたします。皆様のご来館をお待ちしております。



「私の先祖は新潟」と北海道の人から話を聞くことがよくあり、実際に歴史図書館へ「ご先祖探し」のために訪ねてくる人がたくさんいます。そんな新潟と北海道の関係を掘り下げてみました。
古くは「続縄文」と呼ばれる新潟で発見された北海道系の土器、北海道で発見された「五階菱の漆器」や明治時代に日本海航路で北へ運ばれた「越後産の徳利」。
また、新発田と北海道をつなぐ人物として、江戸時代に北方の情報を集めた藩主や学者。アイヌの人たちを伝染病から救った蘭方医。函館で石川啄木との友情を深めた歌人や「サッポロビール」の創設に寄与した実業家など。様々な視点から「北を向く越後人」を紹介いたします。
企画展開催中に行われる歴史講演会やギャラリートークの詳しい情報は以下のチラシでご覧になれます。ご興味のある方は是非ご一読ください。

北を向く越後人チラシ.pdf


　　　　　　　　　　　　　　 五階菱の漆器


　　　　　　　　　　　　　　 越後産の徳利


　　　　　　　　　　　　　 「蝦夷志」より
　　　　　　　　　　

　　　　 蝦夷人種痘之図（北海道大学図書館デジタルアーカイブより）


■歴史講演会『漆器とアイヌ民族』
講師　　　　浅倉有子氏（上越教育大学名誉教授）
日時　　　　8月2日（土）13：30～15：00
定員　　　　50名（申し込み先着順）
対象　　　　どなたでも
参加費　　　無料
開催場所　　新発田市立歴史図書館　2階　会議室
受付　　　　7月1日（火）～8月1日（金）電話か事務室まで