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お知らせ

2024年04月23日お知らせ
正保越後国絵図ほかの画像を公開しました
 昨年、公益財団法人図書館振興財団の2022年度提案型助成事業として助成を受け、高精細画像を撮影した当館所蔵の「正保越後国絵図(元禄年間写)」ほかの画像をインターネット上で公開いたしました。
公開日:令和6年2月1日

公開資料:・「正保越後国絵図(元禄年間写)」(新潟県指定文化財)
     ・「元禄十三年越後岩船蒲原郡絵図1」
      (「新発田藩資料」の一部として新潟県指定文化財)
     ・「元禄十三年越後岩船蒲原郡絵図2」
     ・「越後国村上新発田領十巻絵図」

 これらは、幕府の命により正保4(1647)年、元禄13(1700)年、天保8(1837)年に作成された三時期の越後国絵図です。正保図は幕府が所蔵していた原本(のちに焼失)を元禄図作成の際に新発田藩が写し、元禄図・天保図(これ以降、越後国絵図は二分割され、北半部を村上・新発田藩が作成)は新発田藩が幕府提出分の控えとして残したものです。正保・元禄・天保と年代順に比較することで、新潟平野を流れる河川の流路の変更・干拓を経た潟湖の消失、開発による新田村の増加を段階的に見ることができます。一面の水田地帯が広がる米どころ新潟の景観がかたち作られていく様子がよくわかります。

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正保越後国絵図(拡大)

★元禄・天保干拓後.jpg
元禄13年絵図(左)と天保8年絵図(右)を比較すると、河川の流路変更や潟湖が干拓され、新田村が増えてゆく様子がよくわかります。
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