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お知らせ

2021年08月31日イベント
イクネスしばたで歴史講演会を実施いたしました。
現在開催中の夏季企画展「災害と復興の歴史」に関連し、8月21日にイクネスしばたの1階多目的室1で開催した歴史講演会は38名の参加者がありました。当時の資料を用いた専門的な内容のお話でしたが、参加者の皆さんは熱心に聴講し、江戸時代に平安時代の津波を記した古地図が作成された背景について理解を深めていました。
当日は、感染症対策をとったために会場での質問を用紙で受け付けました。講師の堀健彦先生から回答を頂きましたので、紹介いたします。

演題「文政10年三条地震と蒲原平野の古地理」

講師:堀健彦さん(新潟大学人文学部教授)

質問:三条地震による新発田の被害や影響について?
回答:文政三条地震は、新発田城下町そのものよりも新発田藩領の村々に大きな影響を与えました。地震当時、新発田藩領であった現在の見附市今町に居住していた地図製作者である小泉其明が残した『懲震ヒ鑑』(ヒ=「比」という漢字の下に「必」)は地震被害を視覚的に記録した資料であり、地震の恐ろしさと、備えることの重要性を後世に伝えている。

質問:寛治図で角田沖の半島部とされている部分は角田浜の「まくりだし」現象と同様に侵食されたものか。
回答:日本海に半島状の土地が伸びている描写及び半島が大波で海中に没したという記載の背後にある歴史地理的想像力の源の一つとして、角田浜の「まくりだし」とよばれる海岸侵食現象を想定することは妥当だと思います。
興味深いご指摘ありがとうございました。


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